彼は高嶺のヤンキー様(番外編)



「そもそも、デリケートな問題を題材にしたオメーも悪いぞモニカ!?凛の前で凛の親の話はするなよ!」

「ハイハイ。」



ホント、みーちゃんてば過保護♪

凛ちゃんを実の弟みたいに可愛がってるところがまさにそう♪

仲良し過ぎるから、妬けちゃうのよね−



「凛ちゃ〜ん、モニカちゃん、瑞希お兄ちゃんに怒られちゃったわ〜」



自分のスマホに向かって話しかければ、みーちゃんが目の色を変えて怒鳴る。



「オイィ!?凛に連絡するな−!」

「違いますぅ〜待ち受けにしてる凛ちゃんに、語りかけてるんですぅ〜」



あたしとツーショットで映っている犬耳・・・ケモノ耳の凛ちゃんを見せる。



「うっ、確かにそうだが−」

「でしょう〜?」



誤解はとけたけど、





「凛の頭に変なもんつけんな!!」





怒られた。



〔★穏便にはすまなかった★〕



「なによ〜似合うでしょう〜!?ねぇ、みんな〜!?」



画面を公開しながら聞く。



「お、いいじゃん♪」

「うむ、悪くない。」

「ねぇ〜可愛いでしょう?それなのにみーちゃんは−可愛くないって言うわけ〜!?」

「似合う似合わないじゃない!似合ってることは否定しねぇ−が!問題は凛が、自主的にケモノ耳をつけたかどうかだ!!」

「みーちゃん、ひどーい!凛ちゃんが選んだ犬耳なのに〜」

「オメーが選ばせたの間違いだろう、モニカ!?どうせオメーのことだから、先輩権限でつけさせたんだろう!?」

「うっ!」



ぶっちゃけ図星。



(もう!普段は天然ちゃんなのに〜凛ちゃんのことなると、ホント鋭すぎっ!!)



「上半身しか映ってねぇが、下半身はどうした!?まさかテメー、しっぽをつけさせてねぇだろうな〜!?」

「失礼ね!しっぽは恥ずかしがったからつけてないわ!」

「本当だろうな〜!?」

「もちろんよ!恥じらう顔は保存したけど♪」

「撮影したのかよ!?」



〔★思い出のワンフレーズだ★〕



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