彼は高嶺のヤンキー様(番外編)



「はいはい、そこまで。」

「れーちゃん!?」



ポンと、肩を叩いてきたのは暴露した本人。



「いいじゃね−か?俺ら5人だけで、まわすのはアリだろう?」

「馬鹿言え!伊織、なんとか言ってくれ!」

「烈司に同感だ。」

「伊織−−−!?」



みーちゃんがヘルプした相手は、みーちゃんの味方にはならなかった。



〔★伊織も烈司とモニカの味方になった★〕



「凛道蓮の画像と動画を持っていて、損をすることはない。」

「伊織−!お前もかっ!?」

「あら〜まるで、カエサルの最期みたい♪」

「ほぉ、古代ローマ時代のガイウス・ユリウス・カエサルか?しかし俺は、ブルートゥスは嫌いだ。」

「や〜ねぇ〜!例え話よ♪」





〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
ガイウス・ユリウス・カエサル:古代ローマの英雄で、世界3大美女の1人・クレオパトラの夫だったんだけど、晩年は脳腫瘍をわずらい、政治を混乱させたとして暗殺される。みんなに刺し殺されたのだが、その中に1番信頼していたブルートゥスがいたため、「ブルートゥス!お前もか!?」がカエサルの最期の言葉。





「その流れだと、俺がカエサルで伊織がブルートゥスじゃねーか!?」

「つーことでモニカ、凛たんの画像、俺にも送って♪」

「俺もだ。動画も忘れるな。」

「オッケー♪」

「オイ!!」



大声を出すみーちゃんは置いておいて、ツメの交渉に入る。



「そのかわり〜2人が持ってる凛ちゃんの画像&動画との〜トレードをよろしくぅ〜♪」

「りょ〜かい!」

「フン、よかろう。」

「って、持ってるのかよ!?」



〔★あるようだ★〕



前々から2人も、こっそりと凛ちゃんを撮ってるのは知ってたのよね〜



(こういう時じゃないと、2人ともくれないから〜♪)



〔★ちゃっかりしているオネェさんだ★〕



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