彼は高嶺のヤンキー様(番外編)
「交渉成立ね?」
「待て待て!本人の許可ナシで、勝手に交換すんなよ!?」
「大丈夫、大丈夫♪凛たんは撮られてること、知らねぇから♪」
「気づいとらんのに、言う必要はない。」
「マジかお前らぁぁああ!!?」
マジですとも♪
ウフフ♪
〔★罪の意識はなかった★〕
言わなきゃわからないのに、硬派なみーちゃんはダメ出し連発。
こういう時、あらぶるみーちゃんを鎮める方法は1つだけ♪
「まぁまぁ、固いこと言わないで〜みーちゃんも、あたし達と一緒にトレードしましょうよ?」
仲間にすること♪
〔★世間では共犯という★〕
そうやって、誘いをかけたんだけど−−−
「するかっ!!」
参加拒否の姿勢を見せるみーちゃん。
(頑固者!さすがに、一筋縄じゃいかないわね〜・・・!)
これで、他の2人にアイコンタクト。
れーちゃんもイオリンも、みーちゃんが持ってる凛ちゃんの画像に興味があったからすぐに応じてくれた。
「いいじゃんか瑞希〜凛たんが待ち受けにしてる瑞希とのツーショット、瑞希も持ってるだろう?俺にもくれよ〜?」
「な!?プリクラじゃねぇんだぞ!?つーか、よく見てるなオイ!?」
「瑞希達が目立ちすぎなだけだ。安心しろ。どうしても嫌なら、瑞希の姿は加工・削除する。」
「俺はいらねぇ−ってか!?やらん!!絶対にやらんぞ!?凛の画像はやらねぇからな!?」
「あん、ウソウソ!」
作戦失敗!
れーちゃんとイオリンのせいで逆効果!
2人にアイコンタクトで、メッ!としながら、かたくなになったみーちゃんへ、あたし流のタイマン勝負に持ち込んだ。