彼は高嶺のヤンキー様(番外編)



まんざらでもない顔をするのが、みーちゃんの良いところ♪

わかりやすいわ〜♪



(男なのに『男』って言われ慣れてないから、嬉しいわよね〜?)



〔★男心のわかるオネェさんだ★〕



これぞ言葉のマジック!

てか、あたしも似たような経験してるから、みーちゃんのその気持ち、すっごくわかるのよねぇ〜!



(あたしも、女の子なのに女の子扱いされないから、見た目で差別されるつらさ・・・わかるわぁ〜!!)



〔★モニカの方が判断に困る★〕



「ほら!朝は忙しいんだから、さっさとやるぞ!?」

「はーい、みーちゃん♪」



チョロイと思いながら、画像の交換。



「わははは!!おもしれーことしてんじゃんか!?」



そこへ一匹の乱入者が。



「やだ、皇助!?」



いつからいたのか、風呂上がりの皇助が後ろに立っていた。



「ちょっと、ヤダヤダヤダ!あんた、服を着なさいよ!!裸でブラブラしないでちょうだい!!」

「わははは!俺様のナニは、キング松茸だからな〜!!振り子時計ってか〜!?」

「馬鹿じゃないの!?動き回るなって意味の、ブラブラなんですけど!?もちろん、下もブラブラさせないでよ!!不愉快なんですけど!?」

「モニカに同感だ。全国の振り子時計に対して、名誉毀損にあたる。服を着ろ馬鹿者。」

「だな。マジ裸は勘弁。つーか、ケツのキスマーク、とれてねーぞ?」

「わははは!気にすんな!」

「気にしろよ!風呂に入った意味もねーだろう!凛がいなかったから、よかったようなもんを〜!パンツだけでもはけ、裸族!!」

「わははは!妬くな妬くな!これだから、キスマークをつけてくれる女がいない男の娘はよぉ〜!」

「男のむす・・・?ケンカ売ってんのかテメー!!?」

「瑞希、相手にするな!皇助、早くはけ。」

「わははは!」



みーちゃんをからかい、れーちゃんに注意されて、持っていたボクサーパンツ『だけ』を履く(はく)裸族。



(てか、持ってるなら、最初から履きなさいよ・・・!!)



〔★野獣は服を好まない★〕



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