彼は高嶺のヤンキー様(番外編)
下着1枚の皇助が、あたし達を見ながら笑う。
「わははは!お前ら!大金持ちのますみに、高く売れそうなもんを持ってんじゃねぇか〜!?」
獲物を狙う肉食獣の目に、あたしを含む、カテゴリーの違う猛獣達が反応した。
「ああん!?『高く売れそう』だとぉ〜!?」
「売るなよテメー!売りもんじゃねぇぞ!?」
「そうよ!これはあたし達、初代メンバーだけの限定コレクション!!売らせないわよ!?」
「金に変えれば、お前に貸している金に利子をつける。」
「わははは!固いこと言うなよ、お前ら〜!?てか、伊織はガチでかんべんして下さ−い!!」
茶化しつつも、謝るところはきちんと謝る男。
ただし、自分に不利になりそうな内容に限るけどね。
〔★己の利益が第一だった★〕
凛ちゃんに興味を持つのは良いけど、画像がほしいと言うなら話は別よ!
「てか、皇助って〜凛ちゃんの画像とかあるの?」
「わははは!画像かー!?」
「そうよ!」
こいつが、凛ちゃんの画像を持ってるとは思えない。
皇助も凛ちゃんを気に入ってるけど、画像を待ち受けにしてる姿、想像できなーい!
ありえなーい!
(てゆーか、あいつが待ち受けにするのは、ほぼ矢沢永吉さんオンリーだもん。)
〔★エーちゃん人気は神クラスだ★〕