彼は高嶺のヤンキー様(番外編)



下着1枚の皇助が、あたし達を見ながら笑う。



「わははは!お前ら!大金持ちのますみに、高く売れそうなもんを持ってんじゃねぇか〜!?」



獲物を狙う肉食獣の目に、あたしを含む、カテゴリーの違う猛獣達が反応した。



「ああん!?『高く売れそう』だとぉ〜!?」

「売るなよテメー!売りもんじゃねぇぞ!?」

「そうよ!これはあたし達、初代メンバーだけの限定コレクション!!売らせないわよ!?」

「金に変えれば、お前に貸している金に利子をつける。」

「わははは!固いこと言うなよ、お前ら〜!?てか、伊織はガチでかんべんして下さ−い!!」



茶化しつつも、謝るところはきちんと謝る男。

ただし、自分に不利になりそうな内容に限るけどね。



〔★己の利益が第一だった★〕



凛ちゃんに興味を持つのは良いけど、画像がほしいと言うなら話は別よ!



「てか、皇助って〜凛ちゃんの画像とかあるの?」

「わははは!画像かー!?」

「そうよ!」



こいつが、凛ちゃんの画像を持ってるとは思えない。

皇助も凛ちゃんを気に入ってるけど、画像を待ち受けにしてる姿、想像できなーい!

ありえなーい!



(てゆーか、あいつが待ち受けにするのは、ほぼ矢沢永吉さんオンリーだもん。)



〔★エーちゃん人気は神クラスだ★〕



< 27 / 54 >

この作品をシェア

pagetop