彼は高嶺のヤンキー様(番外編)



「い−い、高千穂ちゃん?ケンカで顔を捕まれても、今みたいに無理に引き剥がそうとしないこと!むしろ、攻撃をした方が効果的だからね?」

「今のは実戦練習だったんすか!?」

「オホホホ!そういうことにしてちょうだい♪そんなことより〜凛ちゃんの画像見ない!?」

「『そんなこと』なんすか!?ちくしょおーぅ!?つーか、またすか!?」

「あん?見るよな?」

「見させて下さいませ・・・・!」

「もぉ〜う、最初からそう言いなさ〜い♪この、き・む・ず・か・し・や・さーん♪」



素直じゃない高千穂ちゃんのおでこを、人指し指でツンとする。

本当は見たいくせに〜



(これだから、硬派ガールって、メンドクサーイ♪)



〔★モニカの先輩力、後輩カンナはかなわない★〕



話がまとまったところで、早速自慢スタート♪



「見て見て!今朝、朝イチで仕入れて新鮮なのよ〜?」

「魚っすか!?」

「あん♪そのたとえ、いいわね!?お題は、海でおさしみを食べるマーメードボーイってどうかしら!?この凛ちゃん、カワイイでしょう〜!?」

「あ、夏に海へ旅行した時のもんすか?」

「ピンポーン!みーちゃんによる作品♪美味しそうでしょう!?」

「凛が食ってる魚料理の話っすよね?」

「これ見てよ!夜空を見上げる凛ちゃん!イオリンの力作♪」

「さすが東大生・・・なにをやらせても完璧・・・」

「れーちゃんの凛ちゃんへのイタズラドッキリ写真もすごくない!?あたし今夜、萌えそう〜!!」

「・・・今も十分、テンション高めっすよ?」

「もぉ〜萌えとテンションは違うの!いーい、こっちが萌える画像で、こっちがアゲアゲになる画像!わかる!?」

「いや、あの〜」

「見分けがつくようにならなきゃ、ダメよ!高千穂ちゃんは、凛ちゃんの親衛隊長なんだから!!」

「このスキル、4代目総長の親衛張るのに必要っすか!?」

「違いがわからないようじゃ、まだまだ半人前ね!」

「マジかよ!?」



〔★必要らしい★〕



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