双子+双子
(とりま電車乗って作戦練るか)
翼はスマホをつっつきながら考えた。
(んー…あとは望愛がOKしてくれたらかな!!)
ピロピロピロリン♪
着信音?見てみると渚からだった。
「ん?渚?どしたん?」
とたんに渚ではない声が響いた。
「こら進藤!何中抜けしてんだよ!!」
担任の加藤和臣からだ。
(あちゃー)
「すんませーん笑」
「お前今日の夜お前の家に行くから覚悟しとけよ」
相変わらず怖い声色だ。
「イ、イエッサー」
翼は通話終了ボタンを押す。
イヤホンはしていたけれど電車内だから大迷惑だ。
(はず…)
翼は周りからの痛い目線と恥ずかしさに負けて次の駅で降りた。
一本遅れると次の電車が遅いので結局帰ったのはいつもの時間になってしまった
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