双子+双子
「翼遅いなぁ〜夕御飯ドリアなのになぁ〜」
そう、私望愛は六時半になっても帰らない双子の兄翼を待っているのである
翼と私は学校が違うので一緒に帰ることが出来ない
ふぁあと溜息をつきながらテーブルにうつ伏せになる
スマホを開く…(ん?メッセ?うちの友達は部活だよね?)
「ん、翼からか、んーと?」
『先生が後で家に来て怒られるからよろ!』
「は?あいつ何しでかしたん笑とりま了解スタンプっとー」
ガチャ
「ん、翼かな?」
「たでーま!!」
いたずらっぽい高い声だ。たまにかっこよく聞こえる。まあ、ほぼ同じ声だけどね笑
「おかえりー」
「なあ望愛!おもれーこと考えたんだ!!」
怪しい笑みを浮かべて翼は言う
「翼が言うことはな?ろくなのがないんだよ笑」
「まあまあ聞けって笑」
その時だ。
ピンポーン♪ピンポーン♪
「ん?誰?見てくるわ」
「おけ」

「はい、あ、翼の先生?あー!来るって言ってました!連れてきますね☆」
…翼は危機感を感じた
(やべぇ…)
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