【青・中編・画】「marriage」我関せずの赤面症
セピアが似合う美しい愛情とカットとBGMの映画だと思った。打算は見事に粉砕したが、良い作品を楽しめたので自分を慰めた。

帰り道、ファーストキッチンの二階で楽しみにしてたバーガーを食べてたら、私と向い合わせになった奥の席がざわついたので、観察していると、「あれは、ごろにゃあ本人?」と思われる男性が友達?に照れていた。

本人か?

と、私がビビりながらも観察してると、声が馴染みの声でない事がわかり、更に観察してるとモノマネ芸の演技レベルの発声で本人みたいな声を出していた。

お金や続柄の絡んだ話なので「疑わしきは疑う」の私は詐欺師なんかに騙されないと毅然と店を出て帰宅した。

高価なホテルのある土地柄なので、ごろにゃあの睡眠の不安の心配はないやと思った。後で気がついたのだが「みほちゃん」の事が頭から抜けていた。
「赤面症」だからなのだ。

もしファーストキッチンの遭遇相手に、アプローチしてたら、「強迫観念神経症」の私が卑猥な事を想像してしまい気絶して、救急搬送されてたのかもしれない。
それは即コンパニオンバード・ドッグの餓死につながる。
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