午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
第一章
午後4時30分 はじまりの場所
【茜side】
「やばいやばいやばいやばいやばいやばいっ!」
「ん?こらー!!そこの女生徒!!廊下を走るんじゃない!!」
「ひっ!!ごめんなさい明日から真面目に生きるので今日だけ見逃してくださいー!!!」
夕日でオレンジ色に染まる廊下を、先生のお怒りを無視して走り去る私。
今日は記念すべき、高校の入学式だった。
新入生は式の後すぐ下校しなきゃいけなかったんだけど、私はこっそり残って午後ずっとある場所に行っていた。
……ようするに、1年生である私がまだ学校にいることが先生にばれたら怒られるってこと。
ってか最悪反省文とか…?停学なんてこともあったしりて…!?
それって入学早々ブラックリスト入りってこと!?
そんなん絶対やだああああ!!!
「下駄箱どこ!?出口どこ!?ってかここどこ!?」
校舎が広すぎるせいで帰りたくても帰れないよ…!
そんなこんなで私はもう10分くらい校内を走り回っていた。
「もう!!…って、あ!!人!!」
ガラッ!!!!
走ってる途中で部屋の中に人の影見つけ、私はその部屋に飛び込んだ。
「やばいやばいやばいやばいやばいやばいっ!」
「ん?こらー!!そこの女生徒!!廊下を走るんじゃない!!」
「ひっ!!ごめんなさい明日から真面目に生きるので今日だけ見逃してくださいー!!!」
夕日でオレンジ色に染まる廊下を、先生のお怒りを無視して走り去る私。
今日は記念すべき、高校の入学式だった。
新入生は式の後すぐ下校しなきゃいけなかったんだけど、私はこっそり残って午後ずっとある場所に行っていた。
……ようするに、1年生である私がまだ学校にいることが先生にばれたら怒られるってこと。
ってか最悪反省文とか…?停学なんてこともあったしりて…!?
それって入学早々ブラックリスト入りってこと!?
そんなん絶対やだああああ!!!
「下駄箱どこ!?出口どこ!?ってかここどこ!?」
校舎が広すぎるせいで帰りたくても帰れないよ…!
そんなこんなで私はもう10分くらい校内を走り回っていた。
「もう!!…って、あ!!人!!」
ガラッ!!!!
走ってる途中で部屋の中に人の影見つけ、私はその部屋に飛び込んだ。
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