午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「んじゃ、とりあえず数学からやろっか」

「はーい!朝陽、教えて!」

「ちょっとは自分で考えろよ」

「わかんないんだもんっ」



羽衣ちゃん…可愛い…!!

こりゃ夕月くんもベタ惚れなわけだ。


ふわふわで可愛くてまるで小動物みたい。



「茜どこみてんの、バカは勉強しなさい」

「…はーい」



メグに睨まれたらやるしかないじゃん!



「……」



開始10分。

挫折。



「…ねえメグ」

「結衣、ここわかる?」

「んー?あぁ、ここは…」



メグと結衣ちゃんはお取り込み中。



「ばーか羽衣、そこさっき教えたろ」

「えー!もういっかい!」



そしてこちらの可愛らしいカップルもお取り込み中。



この状況、終わった…!!

このプリントは合宿中に終わらせて提出しなきゃ行けないのに、まさか1問も分からないなんて…




先生になんて言い訳しようかな…

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