午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
嫌な予感的中。メグさんは有馬先輩に電話を掛けてしまったようで。


「シッ!茜はちょっと静かにしてて。…もしもし?私、茜の幼なじみの1年D組古賀めぐみですけど」

『…は?』



なんか、めっちゃ機嫌悪いし…!!



「なんか茜が、デートしたいのに誘いずらいって言ってたので代わりに私が。ちょうど動物園の無料チケット持ってるんで、来週の土曜日に茜と行ってきてください」


「…は?」

『…あ?』



そんなの聞いてないよメグ…!!!



「………………なんてどういうつもりです?これは私からの命令なんで。じゃ、さよなら」



ブツッ!ツーッ、ツーッ…



メグがぶちぎった電話に、流れる不通音。



あぁ、終わった…

こんなんで先輩が来てくれるわけがないのに…!



「茜、行くよ?」

「…はい?」

「デートと決まれば行くのはもちろん、買い物でしょ?」



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