午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
2人で並んでベッドに腰掛けるけど、当然口を開くタイミングを失い沈黙。
私は突然の訪問に心臓がバクバク暴れてそれどころではなかったんだけど…
さすがにもう、沈黙は耐えられない。
「怒ってます、よね…?」
お祭りに誘ったのは私なのに、勝手に先輩を置いて先に帰って。
「…は?なんで俺が」
「え…?」
思いもよらない言葉に先輩のほうを向くと、バチッと視線が絡んだ。
「…っ、」
「…先週の金曜日、あいつらの言う通り俺は茜との約束を破って瑠衣に会ってきた」
つきん、と胸の奥が痛む。
どこか、嘘だと思っていた自分がいるような、そんな感じ。
「木曜日の夜、瑠衣から電話があったんだ。“ 明日の放課後、話があるから茜ちゃんには内緒で会ってほしい ” って」
「私に、内緒?」
「それはあいつなりの配慮だろうし、気にしなくていいよ。…中学の頃の話をしてきたんだ」
「え…?」
「俺とあいつが、付き合ってた頃のはなし」
その言葉にまた胸が痛む。
私は突然の訪問に心臓がバクバク暴れてそれどころではなかったんだけど…
さすがにもう、沈黙は耐えられない。
「怒ってます、よね…?」
お祭りに誘ったのは私なのに、勝手に先輩を置いて先に帰って。
「…は?なんで俺が」
「え…?」
思いもよらない言葉に先輩のほうを向くと、バチッと視線が絡んだ。
「…っ、」
「…先週の金曜日、あいつらの言う通り俺は茜との約束を破って瑠衣に会ってきた」
つきん、と胸の奥が痛む。
どこか、嘘だと思っていた自分がいるような、そんな感じ。
「木曜日の夜、瑠衣から電話があったんだ。“ 明日の放課後、話があるから茜ちゃんには内緒で会ってほしい ” って」
「私に、内緒?」
「それはあいつなりの配慮だろうし、気にしなくていいよ。…中学の頃の話をしてきたんだ」
「え…?」
「俺とあいつが、付き合ってた頃のはなし」
その言葉にまた胸が痛む。