午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「…あと、瑠衣に会ったのはそれだけじゃない」
「…え?」
抱き合ってた姿勢から元に戻り、有馬先輩の強い眼差しと視線が交わった。
「…サッカー、またやってほしいって」
「…瑠衣さんが!?」
この2人にとってはサッカーはタブーだったはずだ。
有馬先輩はサッカーを辞めて、ずっと避けてた。
瑠衣さんの夢を奪った分際で、サッカーを続けることなんてできないから。
サッカーボールに触れると、事故の日のことや瑠衣さんに言われたことがフラッシュバックしてしまうから。
けど…間違いない。
これは、有馬先輩の新たな1ページの始まりなんだ。
「…っ先輩!私も、先輩がサッカーしてるところみたいです!!ず、ずっと隣で…応援したいです」
「…っ、なんなの今日。無駄に可愛いこと言うじゃん」
「へ?」
「でもちょっと減点」
「はい?」
私の髪の毛を指で梳かし、そっと耳にかけると有馬先輩は耳に口をちかづけた。
「雄飛って、呼べよ。茜」
「…っ!!!」
反射的に私は耳を抑え、ベットから飛び降りて尻もちをついた。
「…え?」
抱き合ってた姿勢から元に戻り、有馬先輩の強い眼差しと視線が交わった。
「…サッカー、またやってほしいって」
「…瑠衣さんが!?」
この2人にとってはサッカーはタブーだったはずだ。
有馬先輩はサッカーを辞めて、ずっと避けてた。
瑠衣さんの夢を奪った分際で、サッカーを続けることなんてできないから。
サッカーボールに触れると、事故の日のことや瑠衣さんに言われたことがフラッシュバックしてしまうから。
けど…間違いない。
これは、有馬先輩の新たな1ページの始まりなんだ。
「…っ先輩!私も、先輩がサッカーしてるところみたいです!!ず、ずっと隣で…応援したいです」
「…っ、なんなの今日。無駄に可愛いこと言うじゃん」
「へ?」
「でもちょっと減点」
「はい?」
私の髪の毛を指で梳かし、そっと耳にかけると有馬先輩は耳に口をちかづけた。
「雄飛って、呼べよ。茜」
「…っ!!!」
反射的に私は耳を抑え、ベットから飛び降りて尻もちをついた。