午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「あんたねぇ!!言っとくけどあたしの可愛い妹泣かせたら許さないんだからねぇ!!」

「妹じゃなくて従姉妹だろ」

「うるしゃい!!」



赤い顔でギャーギャー騒ぐ舞ちゃんに、もう一同苦笑い。

まあしょっちゅう家にお酒を持っておしかけてくるもんだから、私や雄飛なんかは慣れたものだ。



「舞香、飲み過ぎじゃない?」

「陽はのまなすぎなのよぉ!もっと飲みなさい!!」

「だめー。もう休憩!いつか死ぬぞあんた!」



陽先輩はべろべろの舞ちゃんからお酒の缶を奪い取った。



「なにすんのよ!!」

「はいはい、一旦おやすみ」


なんて言って舞ちゃんをあやすと、舞ちゃんは陽先輩の膝枕ですやすや眠る。


いや、催眠術…?

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