午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「はいはい、分かったから公共の場でラブラブすんな新婚」


陽先輩の冷たい視線にハッとした。

そうだみんなの前だった…!まあラブラブはしてないんだけどさ!!


「別に良くない?新婚なんだし、俺らの生徒はこんなとこまでこないだろうし…」

「わっ…ちょっと雄飛近いって!」


私の肩を抱き寄せる雄飛を私はグイッとひきはがすした。

もう、油断も隙もない…!


「そうか?言ってもここ花見の名所だし…」

「あれー!?有馬先生じゃん!!!」


ん??


まさか…ね

なんて思いながら振り向くと、そこには可愛らしい女子高生が2人。


有馬先生って、もしかしてこの子達って…!



「うそー!こんなとこで会うなんて!!」

「お前らなんでこんなとこに…」

「お花見に決まってるじゃないですか!って、あれ!?もしかして隣の女の人って!!」


隣って…私だよなぁ…

< 152 / 158 >

この作品をシェア

pagetop