午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
「はい、送信完了〜10分もあれば来ると思うから。あ、ほっぺ拭きたかったらそこのティッシュ使っていいよ」

「あ、はい………?」



今、何があった?

送信って何を?誰に?



「あ、茜っち、今だけスマホの電源きっといて?」

「あぁ、はい…?」



よく分からないけど、私は言われるがままに電源を切った。


…まぁ、頬だし…セーフ、かな…?



「あ、茜っち、もしもあいつが暴走したら助けてね?」

「…なんのことですか?」



さっきから陽先輩が何を言いたいのかさっぱりわからない。

これから何が起こるっていうの?

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