午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
バタバタ…
バンッ!!!!!
「陽!!!てめぇ…!!!!!」
「え…有馬先輩!?」
乱暴に陽先輩の家の玄関ドアを開けて入ってきたのはまさかの有馬先輩。
何かに対して怒っているようで、ベッドの上にちょこんと座る私になんか見向きもしなくて。
ただ一直線に陽先輩のシャツの襟を掴んで、そのまま壁に押し付ける。
「ちょっ、雄飛!!ギブ!!ごめんって!!」
あ…
もしかしてさっき陽先輩が言ってた “ 暴走 ” って…!!!
「ちょ、有馬先輩!!落ち着いてください!!1回陽先輩を離して…!!」
陽先輩の声が届いていない有馬先輩に、私は大声で呼びかける。
ググ…ッ
「いててて!!!おい、雄飛!!!!」
有馬先輩は落ち着くどころか、どんどん力を強くして。
私の声も届いてないの…?
「有馬先輩!!」
声が届かないなら、違う方法を試さなきゃ。
そう思い、私は咄嗟に有馬先輩の大きな背中に抱きついた。
お願い、届いて…!
「…茜?」
「あっ…!」
我に返ったらしく、有馬先輩は陽先輩を解放した。
バンッ!!!!!
「陽!!!てめぇ…!!!!!」
「え…有馬先輩!?」
乱暴に陽先輩の家の玄関ドアを開けて入ってきたのはまさかの有馬先輩。
何かに対して怒っているようで、ベッドの上にちょこんと座る私になんか見向きもしなくて。
ただ一直線に陽先輩のシャツの襟を掴んで、そのまま壁に押し付ける。
「ちょっ、雄飛!!ギブ!!ごめんって!!」
あ…
もしかしてさっき陽先輩が言ってた “ 暴走 ” って…!!!
「ちょ、有馬先輩!!落ち着いてください!!1回陽先輩を離して…!!」
陽先輩の声が届いていない有馬先輩に、私は大声で呼びかける。
ググ…ッ
「いててて!!!おい、雄飛!!!!」
有馬先輩は落ち着くどころか、どんどん力を強くして。
私の声も届いてないの…?
「有馬先輩!!」
声が届かないなら、違う方法を試さなきゃ。
そう思い、私は咄嗟に有馬先輩の大きな背中に抱きついた。
お願い、届いて…!
「…茜?」
「あっ…!」
我に返ったらしく、有馬先輩は陽先輩を解放した。