午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
予想外の言葉に、私は目が点。

自分でも分かるくらいだし、相当間抜けな顔をしているんだろう。


有馬先輩は呆れ顔でため息をひとつついた。




「あのなぁ…お前、自分が俺にとっての何だかわかってんの?この間から」

「あの…えっと…え…」



脳内がパニックになって、思考回路は有馬先輩によって完全に止められてしまった。



「お前…」

「ひょっ、ありまへんはい!!」



何が気に障ったのかは分からないけど有馬先輩は私の頬をむにーっと引っ張った。


地味にっ!!!いたい!!!



「…ほら、早く答えろよ。お前は俺の何だ?」

「へ?え、えっと………彼女…でふか?」



そんなまさかって思ったけど、そう言ったら有馬先輩は手を離した。

若干頬がピンクに染まっているような…?

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