午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女
第三章
午前10時30分 波ときらめく恋心
*茜side*
「―でさ、朝陽と2人で夏祭りに行くことになったんだぁ!!夏休みもいーっぱい会うの!」
「へぇ…羽衣ちゃんってば夕月くんとラブラブなんだね〜」
「ラブラブなんて…ケンカばっかりだし、朝陽ってば結構めんどくさいところもあってさ」
羽衣ちゃんは苦笑いでビーチを眺める。
「めんどくさい…?」
夕月くんと言えば、とてもイケメンで有馬先輩と同じくらい人気の王子様。
「めんどくさいよー、夕月は!羽衣がちょっと男と話すだけで超不機嫌になるの!束縛激しすぎてあたしなら耐えられない」
「結衣ちゃんまで…」
そこまで言われると可哀想だな、夕月くん。
「茜ー!ちょっと荷物見てて!結衣たちと泳いでくる!」
「はーい」
メグは結衣ちゃんを含めた女の子達数人で楽しそうに海に入っていく。
…そう、今日はうちの学校の名物行事の1つ、夏休み勉強合宿の初日。
1〜3年生合同で参加は自由。毎年8月の頭にやる1泊2日の勉強旅行だ。
もちろん、今は海で遊んでるけど午後はみっちりお勉強会。
自由に泳げるって利点もあり、毎年50人程の人が参加するんだとか。
もちろん、勉強のできない私は親に参加を強制されて。
それに付き合ってくれた優しいメグと…なぜか頭のいい陸まで来ていた。
「―でさ、朝陽と2人で夏祭りに行くことになったんだぁ!!夏休みもいーっぱい会うの!」
「へぇ…羽衣ちゃんってば夕月くんとラブラブなんだね〜」
「ラブラブなんて…ケンカばっかりだし、朝陽ってば結構めんどくさいところもあってさ」
羽衣ちゃんは苦笑いでビーチを眺める。
「めんどくさい…?」
夕月くんと言えば、とてもイケメンで有馬先輩と同じくらい人気の王子様。
「めんどくさいよー、夕月は!羽衣がちょっと男と話すだけで超不機嫌になるの!束縛激しすぎてあたしなら耐えられない」
「結衣ちゃんまで…」
そこまで言われると可哀想だな、夕月くん。
「茜ー!ちょっと荷物見てて!結衣たちと泳いでくる!」
「はーい」
メグは結衣ちゃんを含めた女の子達数人で楽しそうに海に入っていく。
…そう、今日はうちの学校の名物行事の1つ、夏休み勉強合宿の初日。
1〜3年生合同で参加は自由。毎年8月の頭にやる1泊2日の勉強旅行だ。
もちろん、今は海で遊んでるけど午後はみっちりお勉強会。
自由に泳げるって利点もあり、毎年50人程の人が参加するんだとか。
もちろん、勉強のできない私は親に参加を強制されて。
それに付き合ってくれた優しいメグと…なぜか頭のいい陸まで来ていた。