初恋物語

仕事は楽しい、女友達も男友達も、一緒に遊ぶのはとても楽しい。人といることは嫌いじゃない。
しかし恋愛となると、私はまるで上手くいったことは無かった。
有難いことに、告白をしてくれた人も人生の中に何人かいた。私が好きになった人もいる。
なんとか付き合うことになっても続いて3ヶ月。それ以上長く続けることが出来ないのだ。
最後に恋人と呼べる人がいたのは5年前。大学4年生の時だ。それから5年。周囲は私が経験豊富だと思っているようだが、キスをしたことも数える程で、この年でまだなんの経験もしていない。
そんなこと、年齢的にも周囲に言うことなんてできなくて、周りが作りあげた「経験豊富な鮎川琴乃」を演じている。
しかし、そろそろそれにも限界があることは私自身感じていた。

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