おとうと



ミカん家。



ミカ(19)



昨年から付き合っている



オレの彼女。



ミカは独り暮らしだから



ここに置いて



もらおうと来た。



ピーンポーン。



まずは、チャイムを鳴らす。



『…はい?』



相変わらず、



甲高い声だ。



「あー オレ」



『…うん、



ちょっと待って』



「おう」



…ミカは、



親が嫌いで14からの



家出少女。



新聞配達バイトで



家を買って、



学校も通ってる



根性ある女。



3年間、



しつこく



告られ続けて



仕方なく147回目で



OKした。



まあ、ブスではないけど。



やけにバカ娘。



一応、付き合ってみたら



急に



「家に入れて欲しかったら



キスして。



セックスしよ?」



と投げかかってくる
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