おとうと
オレはミカを
ソファーに
預け、上に
被さる。
「んッ…」
まずは極上キス。
「あっ… ま、だ…」
…別にかわいくねぇよ。
けど。
ストレスが跳ぶ。
オレは、
ミカの荒息を
聞きながら、
ゆっくり ゆっくり
ミカの中へ入っていった。
────……
ミカはオレに
「一緒に住む?」
と聞いてきた。
オレは小さく頷いて
眠りについた。
…夢をみた。
居心地のいい中に
ミキオが来て
手を振るんだ。
…なんだよ。
…なんでいんだよ。
追い返そうと
ミキオを押そうとしたとき、
ミキオの姿はもう
なかった。
暗い闇へ…
ひとりで
帰って…いや、
消えていくのが見えた。