幸せの晴れ
気が付いた時はスタッフルームで寝かせられていて、
傍らには芦田さんが付き添ってくれていた。
「気分はどう?」
ミネラルウォーターを私に渡してくれながら、
芦田さんが心配そうに聞いてくる。
「もう大丈夫です。迷惑かけてしまってごめんなさい。」
私は頭を下げる。
「いいの、いいの。
それより、勤務時間終わったから一緒にご飯行かない?」
「あー、はい。」
私は急いで私服に着替え、店長に謝り、
芦田さんとバイト先をあとにした。
パスタ屋さんに入り夕食をとる事に。