幸せの晴れ
今までの私だったら誰かの誘いを受ける事なんてなかったけど。
晴也と出会って他人と関わる事を拒否していた気持ちも
なくなったのかも。
「安積さんて、陽菜ちゃんて名前だよね?
名前で呼んでもいい?」
「あっ、はい。いいですよ。」
芦田さんは私より4コ上でスタイルが良くおまけに頭も良い。
バイトの時も仕事をテキパキこなし、
他のスタッフとも仲良くしている。
私は未だにバイト先でも1人でいるから、
芦田さんがご飯に誘ってくれたのが不思議だった。
「陽菜ちゃんはさ、どうしてみんなの輪に入ってこないの?」
芦田さんの直球すぎる質問。