幸せの晴れ


「はい。」

「私がずっと居るわけじゃないし、陽菜ちゃんが行く所がないのならそこを使ってくれて構わない。

もちろん生活費も援助する。」


清水さんの話は、お金のない私にはとても魅力的だった。


ここまでついて来たけど、やっぱりまだ信用は出来ない。


優しい笑顔で人の良さそうな清水さんだけど、

本当はそれに騙されているのかもしれない。


私はズバッと聞いてみた。


「…それは、私が清水さんの愛人になるという事ですか?」


私はいたって真面目に聞いたのに、


「ハハハ。陽菜ちゃんは私の愛人になりたいのかな?」
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