幸せの晴れ


逆に質問を返されてしまった。


「いやっ…あの…。」

「愛人になんかならなくていいんだ。

そうだな、住み込みのハウスキーパーってとこかな?」


その言葉を聞いて少し安心出来た。


本当はまだ騙されているのかもしれない。


けど、私は清水さんの言葉に甘えてみようって思ったんだ。


「よろしくお願いします。」


こうして私は清水さんのマンションで生活する事となった。


「じゃあ、早速だけどマンションに行こうか?」

「はい。」


私達は喫茶店をあとにしてマンションへと向かう。


街からタクシーに乗って10分。
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