幸せの晴れ


「うん、すごくカッコイイ。付き合ってどれくらい?」


白いフワフワの絨毯に座り、そう尋ねる。


「もうすぐで4年になるの。」

「長いんだね。すごい。」


瑞穂ちゃんが注いでくれたジュースを一口飲む。


「陽菜ちゃんさ…1人で産むって言ったじゃん?

相手には言ってないの?」


瑞穂ちゃんは聞きにくそうにしながら私の顔を見ていた。


「うん…言ってない。

元々ね、付き合ってなかったの。

相手には彼女もいたしね。

私って最低な女だよね。」

「彼は?陽菜ちゃんの事愛してたの?」

「………。」


私は何も答えられなかった。
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