幸せの晴れ
「…うん。」
「気付いたら好きになってた。
でも…彼女がいたの。
好きになる前から知ってたんだけど、どうしても好きになっちゃった。」
「…うん。」
「私、いとことちょっとあってその人に助けを求めてたの。
その時に…。お腹の子はその人の子供。
だから、どうしても産みたいの。」
「そうだったんだ…。」
私の長い話を瑞穂ちゃんは聞いてくれた。
私が身の上話をするのは、瑞穂ちゃんが2人目。
1人目は晴也だった。
瑞穂ちゃんは初めて出来た友達で、何故か自分の事を話す事が出来た。