幸せの晴れ
「陽菜ちゃんは、今でもその人が好きなんだよね?」
「うん、好き。」
「例え、その彼に彼女がいても、陽菜ちゃんのお腹には赤ちゃんがいるんだよ。
どうして彼に話さないの?」
誰だって瑞穂ちゃんの言うように思うだろう。
「彼の親は大きな会社の社長さんで、彼は一人息子だからいずれは跡を継ぐの。
親に捨てられた私なんかを受け入れてくれるとは思わない。
…それに、大好きだから失うのが怖い。」
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