幸せの晴れ
・おばさん
その日の晩、おばぁちゃんが亡くなった知らせを受けて
遠方に住む母の姉、おばさんが駆け付けた。
「陽菜!」
「おばさん…」
急いで来てくれて、私は少しだけ安心する事が出来た。
おばさんもおばぁちゃんにすがり付き泣いている。
私も涙が止まらない。
お葬式の手配は全ておばさんがしてくれて、
おばぁちゃんは静かに空に還っていった。
火葬場の煙突からのぼる白い煙を眺め、
おばぁちゃんに最後の別れを伝える。
おばぁちゃん、ありがとう。
おじぃちゃんと仲良くね…。