幸せの晴れ
「赤ちゃんを見ていると心が癒される。」
なんて言っていた。
「必要な物があったら言って。
持ってくるから。」
と、清水さんは慌ただしく帰って行った。
忙しい合間をぬってわざわざ会いに来てくれたんだと思う。
清水さんにも感謝の気持ちばかりでいっぱいだ。
待ちに待った我が子との対面。
何が何でも大切に大切に育てていこうと思った。
ねぇ、晴也。
あなたは何も知らないけど、私は今日大好きなあなたとの子供を産みました。
あなたがこの子に会う事はないだろうけど、心配しないでね。
私があなたの分もこの子を愛すから。