幸せの晴れ


「どうして教えてくれなかったんだって言われちゃったよ。
そりゃそうだよね。」

「はるはあなたの子供ですって言ったの?」

「ハッキリとは言ってないけど、気付いたみたい。」

「そっか。」

「言ってくれたらずっと側に居たのにだって。
ちょっと嬉しかったよ。」

「うん。」

「父親だって言わなくてもいいから、はるの成長を見ていきたいって。」

「うん。」

「どうしたらいいんだろう?」

「そうだよね。」


深いため息を一つつく。


晴陽と新くんがお風呂からあがって少しすると、

私達は新くんに送ってもらって帰宅した。


今日は清水さんは来ていない。
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