幸せの晴れ
第3章
・求める
晴也が彼女にちゃんと言ってくれたのかわからないけど、
それ以降亜紀が私に何かを言ってくる事はなかった。
私と晴也はたまに会話をするけれど、一定の距離がある。
相変わらず私は毎日学校にバイトに家事をこなしている。
そんなある日、おじさんの親戚が亡くなり
おじさんとおばさんが泊まりがけで葬儀に出る事になった。
家には私と樹だけが残る。
私はバイトがあり、22時頃帰宅すると樹とその彼女がいた。
自分の部屋に入り着替えて、
1日の疲れからベッドに横になっていた。
少しすると、樹の彼女が帰る音が聞こえてきた。