幸せの晴れ
・デート
結局、私と晴也は同じベッドで朝を迎えた。
目が覚めるとまだスヤスヤと眠る晴也が横にいて、
その寝顔にそっとキスをした。
「…ん〜。」
モゾモゾと動く晴也。
パチッと目が開き、目が合った。
「おはよう。」
「…おはよう。」
晴也はまだ眠そうに目をこすっている。
「今、何時?」
時計を見ると、10時を過ぎていた。
「晴也、もう10時過ぎてるよ。」
「マジか。じゃあ、出かけますか。」
私達は顔を洗って歯を磨いて、出かける準備をした。
もちろんメイク道具もないのでスッピンのまま。