こんなにも、難しい
はぁ、疲れたなぁ。

私はそう思いながら、

ホームに止まっている電車に乗った。

そしたら、同じ車両に友達とあなたがいた。

その友達は千里高校の三年生。

習い事が一緒で、小学校からの知り合い。

名前は航。航って書いて、『こう』と読む。

久しぶりに会ったので、

私は航としゃいでいた。

何を企んでいたのかはわからないが。

ふと、航は言った。

『隣にいるこいつは 光(ひかる)!
お前と同じ駅だから、会ったら挨拶しろよ?』

『そ、そうなんだー。』

ってか。知らない先輩に挨拶って。

難易度高すぎ!

一人ですごく、焦っていた。

そんなことを言ってすぐに、

航の降りる駅に着いた。

降りる直後に『邪魔物は帰りまーす(ニヤニヤ』と

捨て台詞を捨てて降りた。

航の降りる駅の次の駅で私たちも降りる。

航が降りてから私と光先輩は無言でスマホをいじっていた。

今言うととても、気まずかった。

私はそれから、

航にトークを送った。

『なんで、あんなこと言うのさー!
それに、挨拶とか難易度高すぎ!』

と送ったら、

『いやいやー。、がんばれよー!』

ときた。

本当、航は能天気。

こっちの気持ちも考えろー!

それからも、光先輩の事で

航にトークをした。

そしたら、ついには、

『お前、光の事好きなんじゃねぇの?』

(はっ?)

『なんで?そんなことないよ?』

『だって、ずっと、光の話ばっかりじゃん!』

履歴確認。

(ほんとだ。)

『だって、わかんないんだもん。』

本日のトーク終了ー!

今。好きな人とか作りたくない。

怖いし、なに、言われるかわかんない。













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