愛のカタチ
仁side
優莉に対する気持ちが
恋愛感情なんだって言うのは
気づかないフリしてただけで
本当はわかってる。
でも、
今の関係壊れるのが怖いなんて
ビビって何も出来ないだっせぇ俺。
それに、
優莉には好きな奴がいる。
優莉はよく涙を流しながら寝ている。
決まってアイツの夢を見てる。
優莉ははぐらかすけど
起きてても寝てても
お喋りな優莉は
「おいてかないで...丈嗣」
よく寝言を言いながら。
たまたま早く起きた俺。
隣には泣きながら寝てる優莉。
なんかすげぇムカついて
寝てる優莉の耳にそっとピアッサーを当てた。
バチン
.
.
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「全然笑えないんだけど。」
.
.
.
怒っていいよ。
泣くなよ。