同性愛者。
「私、咲のことは絶対に信用するから!咲も私のこと、信用しちゃっていいからね!」
千佳先輩の声が、あたしの胸の中に響いた。
信用……。
いつもしてますよ、千佳先輩。
って、心の中で呟くことにした。
すると、曲がり角に差し掛かる。
「私、こっちだから。じゃあ」
笑顔で千佳先輩とわかれる。
あたしは千佳先輩を見て、自分の家の方向へ帰る。
……どうしよう。
胸がキュンとなっている…。
あたしの
あたしの悪い癖が……。
今にも吹き出しそうな気がして…
怖い、
怖いの。