同性愛者。
すると、分かれ道に差し掛かる。


「あ、私こっちだから」

「あたしはこっちです」


二人とも反対側を指さしていた。


「それじゃあ、詳しい時間は連絡するから。また明日ね」

「は、はいっ!」


あたしは笑顔で千佳先輩を見守って、帰ることにした。


……あぁ、千佳先輩。

あたし、幸せです。


いつまでも、いつまでも。

あなたの側について行きたいです。


「大好き…千佳先輩……」


誰にも聞こえないような声で、あたしは呟いた。


日曜日。

今から楽しみで仕方ないよ……。
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