同性愛者。
「……千佳先輩の家…ですか?」
「あ、嫌ならいいけど。……どうかな?」
千佳先輩の言葉に、あたしは胸の中がキュンとなるのが分かった。
千佳先輩の家。
……これって…期待とか、そういうこと思っていいの?
まあ、ダメ…だよね。
「とりあえず、行こうか」
千佳先輩は笑顔でそう言い、歩き始めた。
あたしはその背中を追いかける。
不安なようでドキドキと胸が高鳴る、
そんなあたしがいました。
道を歩いていると、千佳先輩の家についた。
あたしの胸がドキドキが止まらなかった。