同性愛者。
すると、千佳先輩が入ってきた。

今日はすごく笑顔だった。


「遅くなってごめんね」

「い、いえ……」


千佳先輩はあたしの前に座り、
あたしは力ない笑顔を見せると、

千佳先輩はいつものようにあたしの頭をなでる。


「ちょっと元気ないじゃん。どうかしたの?」

「えっと……。ちょっと、緊張しちゃって……」


あたしがそういうと、千佳先輩が笑いながら、
あたしを優しく抱きしめてくれた。

あたしの顔はちょっと赤くなるばかり……。


千佳先輩が抱きしめてくれると、
胸があたたかくなるんだ。

嬉しいんだ。
すごく。

千佳先輩…やっぱり大好き。
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