今日もあなたは美しい。 優季side
奥にあるスタッフルームに入ると朝早くから店長がパソコンの前で仕事をしていた。
「店長、おはようございます。」
「あら、ユウキちゃん。おはよう。今日も早いのね。」
店長が顔を上げニッコリと微笑む。
「いえ。店長のほうが早いですよ。」
「私は仕事があるから。ふふふ。」
店長はいつも誰よりも早く来る。
ロッカーにカバンを突っ込み、エプロンを着ける。
開店までは少し時間がある。
椅子に座り残りのコーヒーを飲んだ。