今日もあなたは美しい。 優季side
「そういえば、正面のスペースに来月から新しく入るテナントの方が昨日挨拶にいらしたわ。」
店長がパソコンから視線を変えずに話しかけて来た。
「そうなんですか。えっと、たしか…なんとかって言う化粧品でしたっけ?」
「オーガニックね。そこの本社の方と店長さんが来たの。店長さんユウキちゃんと同じくらいかしら?若いのに凄くしっかりした方だったわ。もしお会いしたら挨拶お願いね。」
オーガニック…?なにそれ?
「はーい。」
良く分からないけどとりあえず返事をしておく。
化粧品の店員か…。
イマイチそういう【キラキラジョシ】が苦手なんだよな。