君の笑顔を見たいだけ
第1章

嫌われ者の彼女

【蒼空side】


「そ~ら!」

「どうした?楓。」

「うふふ~。見てネイルしたの~。どうどう?」

「おぉ。可愛いじゃん。」

「でしょ~。」


幼馴染の楓は、オシャレ好きで、可愛くて。

皆から好かれていた。


「あ、楓ネイルした?か~わい~。」

「ふふっ。亜梨紗にもまたやってあげる。」

「ありがと。」


亜梨紗も、皆から好かれている。


「なに?何の話?」

「昴流。え~、楓のネイルが可愛いって話~。」

「どれどれ?見せてー!」

「ほら。」


楓は、昴流に手を見せた。


「あ、蒼空。今日ゲーセン行こうぜ!」

「おぉ。いいけどさ。」

「んぁ?どうした?」

「昴流、金欠って言ってなかった?」

「あ・・・。」


そんな話をしていたら、亜梨沙が、


「なに?ゲーセン行くの?あたしも行く~。楓も行くよね?」

「うん。いくいく~。」


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