君の笑顔を見たいだけ


ガラッ


「・・・・・・。」


シーン


今までザワついていた教室が、一瞬にして静まった。


「う~わ、来たよー。」


彼女が来たことで、皆が嫌そうな顔をした。

彼女の名前は、東条 瑞希だ。


「え~、もう来たの?」

「きっも~。」


そう言っているのは、遥香と舞だ。

2人とも、やんちゃだ。

って言うか、


「もう来たってどういうこと?」


俺は遥香たちに聞いてみた。


「え~、うちらがあいつの靴を隠したの。」

「トイレの便器の中に入れといたよ!」


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