私が恋した愛しい彼。
「うるせぇよ!!!」
怒鳴る父親。
この人は父親なんだろうが、私はそう思ったことは一度もない。
自分が都合の良いときや構ってもらいたいたい時だけ、私や兄に近寄り、
自分がイライラしているときは、モノや母や私に当たる。
私が幼いときは、よく泣いている母を慰めた。
私の父親はろくでもない人だった。
そんな父親からも愛されたいと思っていたまだ小さかった私は、
愛想笑い、作った笑顔。
いつだって、どんな時でもニコニコと接した。
そうしてるうちに、心から笑うことってどんなことだか、わからなくなっていた。
体調が悪くて、学校を休んでも、父親が帰ってきたら
「何寝てるんだよ。俺は仕事してきたんだぞ!!起きろよ!」
散々怒鳴られた。
学校でも愛想笑いを続けて、そんな自分が嫌になった。
小学4年生の時、愛想笑いをやめたとき
「みいちゃんどうしたの?!」
「先生ー!みいちゃん具合悪そう!」
「みいちゃんが笑ってない!」
って、言われた時
あぁ、私は死ぬまで作った笑顔で生きていかないと行けないんだ。
幸せになりたい。愛されたい。
と、思った。
小学五年生のとき、スイミングスクールでは
私が男子より速かったのが気に食わなかったのか、
「うぜぇんだよ!!」
5人位から囲まれていたまた怒鳴られた。
蹴られたり、暴言を吐かれたり、虫を口の中に入れられたり、、体を触られたり。
大きな声を出さないで。
話しかけないで。
触らないで。
男の人はコワイ。