私が恋した愛しい彼。
ソジュンにあって伝えたかったことあるんだった。


「あ、あの。」


ん?と首を傾げるソジュンくん。犬みたいでかわいいいい。犬というかウサギに近いような。。。



いざ伝えようとすると、心臓が。



言え、言うんだ私!!!


「ああああの!!…愛してます。」




初めてあった人から愛してるなんて言われても気持ち悪いよね。


ソジュンはポカンと口を開け、固まっている。






「僕は夢があるんだ。歌手になる夢。」







静かにそう告げた。










出会いは最悪だった。









でも、私はやっぱりこの人が好きだと確信する出会いでもあった。

















「そうなんですか。素敵な夢ですね。」





ありがとう、と微笑むソジュンくんはずるい。

大人の余裕ってやつ?5歳も離れてるからそう見えるだけかもしれないが。







「私も夢があるんです。私に勇気をくれて生きる希望をくれた方に恩返しをしたいんです。ずっと隣にいてほしいってお願いするんです。今は、叶いそうにないけど。いつかきっと。」




そう、いつかきっと。ソジュンくんに。









ソジュンくんは静かに頷き、私の話を聞いてくれた。














ねぇ、ソジュンくん。
その夢、私が支えになれませんか。
私も同じ夢に一緒に向かうことはできませんか。
住む世界が違うことくらいわかってる。
でも、生きる希望をくれた貴方に私は恩返しをしたい。


だから今、この気持ちを曲にします。
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