私が恋した愛しい彼。
ーーーーーー



「特に連絡ねぇから、終わり。」


級長の私はHRの号令をしなければならない。


でも、

「ききききききき、きり、起立っ」


この後、椎名くんと。
し、椎名く…ん。


やっぱり無理!

椎名くんだから、大丈夫だよね。

いやでも、椎名くんも男の子だから。


怖い。何も無いといいんですが。



声が震える。






「れ、礼」


「「ありがとうございました」」

クスクスと笑うクラスのみんな。



隣にいる椎名くんも笑ってる。



椎名くんのせいだよ!?





忘れたフリして急いで帰ろっと……





そっと、そっと、、



よし、行ける!!


って思った瞬間、





「みいちゃん、帰らないよね?」




ゴゴゴゴゴって聞こえてくるんじゃないかってくらいの圧が後ろからすごく感じる。





「ま、まっさかー。約束は守らないとー。」




神様、今日はうんがあまり良くないのでしょうか?








「ん。んじゃあ、行こっか。」









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