背中越しの恋。


「あ。HR始まるよ。自分の席行きなよ。」


「ほんとだ。っていっても、名簿が近いから、前と隣だけどね?」


そー。なにかの偶然で、咲が、隣で、朔が右斜め前なの。


「まぁね。」


「だけど、もうちょっと話したかったなー。」


「そんなこと言わずに。」


どーせ、朔と話したいだけでしょ。

昨日の昼休みも2人で喋ってたしね。
ほんと、早く付き合っちゃえばいいのに。
2人の相談聞いてる、こっちの身にもなってよね。
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