妖精だって恋します!
私が見た夢と一緒...。




まぁでも妖精のほとんどが10代だし、預言が外れたかもだし。





深く考えなくていいかなー!





「おい。」




ん?聞き覚えのある声。振り向くと、親切な男の人がいた。




「どうしました?」




「聖渚。お前どこから来た?」



え...?バレてる...?




いやでも、バレるような事いってないし...!



大丈夫だよね...?



「ど、どこってどういうことですか?」



すると男子は手に持っていた本に目を向けた。


「パレンドタウン...。」


そいつはそう呟いた。


「...は!?」


な、なんでこいつが知ってるの?




「な、なんだよ。パレンドタウンってファンタジーの世界だろ?こーゆう話結構好きなんだよ。」




「は、はぁ。」



なんだバレてないのか。よかった~。



ていうか、なんでそれを私に言うの?




「それが、どうしたの...?」



思いきって聞いてみる




「いや、パレンドタウンの書にお前そっくりのやつがいて。」




すると男子は続けて言う。




「まぁ、ファンタジーだし、たまたまだろうけど。」



私、そっくり...?




その本気になる。




「ねぇ!この本読ませて!」



つい、気になり、男子との距離が近づいたことに気づいた。



でも今はその本がほしくてそんなことも考えていなかった。




「ダメ?」




「べ、別にいいけど。」



そういって男子は本を渡してくれた。




「ありがとう!それとあなたの名前教えて!」









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